海外赴任者へのコロナウィルス感染症に関する対応

世界で感染が広がりつつあるコロナウィルスに関して、海外赴任者へはどのように対応したらよいでしょうか。
中華圏の事情に精通している株式会社クロスコスモス、ASIA-NET代表の吉村章先生に伺いました。http://asia-n.biz/%E9%80%8D%E9%81%A5%E8%87%AA%E5%9C%A8/
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海外赴任者への対応は、大きく分けると次の3つが考えられます。

①警戒の段階
情勢に留意しながらも、海外赴任については基本的に業務は継続し、
赴任者の家族には帰国を促す措置を取るケースです。
1カ月くらい前はこのような対応が一般的でした。

②入国後14日間の待機を要請される段階
外国での出入国の際に14日外出制限の対象になるようなケースです。
このような段階では、海外赴任で必要最小限のスタッフを残して、
残りのスタッフは帰国させる措置をとる企業が多くなります。

③入国制限の段階
(当然に予想されることではありますが)赴任者全員を帰国させる企業が多くなります。

しかしながら、業界や企業の体制によって対応はかなり違います。
赴任地に仕事を任せられる現地スタッフがいるかどうかも重要なポイントです。
現地や企業体制の情報をタイムリーに取りながら適切な対応を取る必要があります。