外国人労働者の社会保険の加入を拒否された場合


外国では日本のような強制加入の社会保険制度がない国もあることから、社会保険、雇用保険に加入したくないと言われることがあります。
この場合は、制度の加入義務があることとそのメリット、給与から控除される保険料についてなどあらかじめ説明しておくことが望まれます。

年金制度であれば、加入資格期間が10年以上あれば老齢年金が受けられるようになったため、外国人も日本の老齢年金が受けられる可能性が広がりました。
年金の受給資格を得られれば、海外で日本の年金を受給することもできます。
また、社会保障協定締結国の外国人であれば、国によっては日本の年金加入期間と母国の年金加入期間の通算が可能になることもあります。
老齢年金を受給しない場合であっても、脱退一時金の請求により払った年金保険料の一部が戻ってきます。

外国人労働者の受け入れについてワンポイントとして書きました。参考になれば幸いです。